AirMyne、ENEOSホールディングスより戦略的出資を受け、DAC技術で協業開始

2026年3月4日

米国カリフォルニア州バークレーを拠点とするダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)技術企業 AirMyne, Inc.(エアマイン、以下「AirMyne」)は、日本最大のエネルギー企業であるENEOS株式会社を傘 下に持つENEOSホールディングス株式会社(以下「ENEOS」)より戦略的出資を受けたことを発表しました。本出資を通して、AirMyneとENEOSは、技術開発の推進および将来的な商業化に向けた可能性の検討を目 的とする長期的な協業(以下「本協業」)の枠組みを構築します。なお、ENEOSはENEOSイノベーションパートナーズ合同会社を通じ、AirMyneに出資しています。

AirMyneは産業規模での展開に適した、低エネルギー消費、安定したサプライチェーン、ならびにオペレーションの簡便性を特長とする、高性能且つスケーラブルな液体溶媒型DAC技術の開発を進めています。また、研究開発およびエンジニアリングの高い技術力を活かし産業パートナーと連携することで、実 用的かつ経済合理性のある炭素除去技術の実装を目指しています。なお、AirMyneは、既に数々のパイロ ットシステムにおいて豊富な運転実績を蓄積しており、来年には、カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)の助成を受け、商用パイロットプラントおよび実証プラントの建設開始を予定しています。

ENEOSは、燃料事業分野のトランジションロードマップの一環として、DACを含む炭素除去技術の開発・実証を、スタートアップへの出資および共同技術開発を通じて推進しています。AirMyneとENEOSは、本 協業を通じて、共同で技術評価を実施するとともに、米国、日本およびグローバル市場における将来的 な事業連携およびプロジェクト開発の可能性を検討していきます。

ENEOS経営企画部 CVC室 室長の島貫 将司氏は、「DACは、産業脱炭素化に向けて評価すべき戦略的に重要 な技術と認識しています。AirMyneの技術プラットフォームおよびエンジニアリングアプローチは、ENEOSのエネルギートランジション戦略と高い親和性を有しています。本協業を通じて、カーボンニュ ートラル社会の実現に向けた取り組みを一層推進してまいります。」と述べています。

AirMyne共同創業者兼CEO のSudip Mukhopadhyay(スディップ・ムコパディヤイ)は、「ENEOSを戦略的パ ートナーとして迎えることを大変光栄に思います。AirMyneは世界最高水準のDAC技術を開発しており、本協業を通じて更なるコスト低減と商業展開に向けた取り組みを加速してまいります。」と述べていま す。

本パートナーシップを通じて、AirMyneとENEOSは、 実用的かつ経済合理性のある DACの開発・実証に取 り組んでまいります。

AirMyne, Inc. について

AirMyne, Inc.は、2022年創業、米国カリフォルニア州バークレーを拠点とするダイレクト・エア・キャプ チャー企業であり、低温熱再生プロセスを用いた、スケーラブルかつ低コスト、サプライチェーン耐性 を備えた液体溶媒型DACシステムの開発を行っています。

ENEOSホールディングスについて

「今日のあたりまえを支え、明日のあたりまえをリードする」という決意のもと、ENEOSはグループ長期 ビジョンに掲げている「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の 実現」の両立 に向けた挑戦を続けてまいります。